宝塚民商青年部、東日本大震災の被災地支援へ!

 311日に発生した東日本大震災で大打撃を受けた宮城県石巻市に、兵青協(兵商連青年部協議会)の仲間と共に宝塚民商青年部部長・湯浅裕貴さんと青年部担当事務局・亀井裕介さんが被災地支援へと向かいました。

 現地合流も合わせて総勢14名の兵青協のメンバーは被災地に支援物資の寄付と豚汁の炊き出しを500食分行いました。

 現地の様子は想像を絶し、海岸より離れたところでも川を逆流した津波が押し寄せ、大人の腰あたりまで浸水して泥が溜まり、そこら中に流された車や船が家屋や畑に突っ込んでいました。一番酷い海に面したところでは町が丸ごと1つ消え、広大な廃墟が広がっていました。

 石巻民商も被災当初は事務所が泥で埋まり、事務局にも死者が出たそうです。しかし、こういう時こそ民商が頑張らなければならないと逸早く復興し、全国から寄せられる支援物資の配給や被災者支援の要望に尽力しています。

湯浅裕貴さんのコメント

復興に全力をもってあたっている状態でしたが、復興にはとてつもない時間がかかると痛感しました。支援物資もまだまだ足りておらず、国や自治体の配布は一部に集中して無駄になっていると聞きました。今こそ、民商が頑張って会内外に呼びかけ、長期的に物資や募金を被災地に送り、できるだけ多くの方に支援が行き渡る活動を続けていかなければならないと感じました。

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亀井裕介さんのコメント

03日という強行日程でしたが、被災地に着くと疲れも吹き飛び支援物資の積み込みや豚汁の配給など出来る事は全てやっていました。現地のおばあちゃんに「家の中ではカップ麺ばかり、野菜がたくさん入っていて嬉しい」と言われ、来て良かったと思いました。現地の商売人が新たに抱える問題として、商売を続けたいが家族に反対されて喧嘩になるという心の問題もあります。民商の力強い支援が必要だと痛感しました。

副会長 小林高治さんのコメント

私は、全商連共済会の常任理事会として大船渡、陸前高田民商へと訪問しました。陸前高田民商では会員さんの申告書を預かった事務局が津波にさらわれ、現在も行方不明という痛ましい事件が起こっていることに心が痛みました。辺りは一面廃墟でしたが、民商の仮事務所には人が集まり「ここにくれば元気が出る」と全国の民商の仲間からの支援が届いている事を実感しました。16年前の阪神・淡路大震災の時に、全国から支援を受けた兵商連、宝塚民商は恩返しの為にも被災者への支援を続けていかなければならないと思いました。